検査・診断

病気の広がりや進行の程度(SLLの病期分類)

SLLでは、悪性リンパ腫の病期分類(Lugano分類)を用いて、病気の進行の程度を判断します1)

横隔膜横隔膜

Lugano分類2)

Lugano分類1)の図Ann Arbor分類1)の図
  • 病変の進展は、集積を示す悪性リンパ腫ではPET、集積を示さないリンパ腫ではCTで決定する。扁桃、ワルダイエル輪、脾臓は節性病変とみなす。
    *bulky病変を伴うⅡ期を限局期または進行期のどちらで扱うかは、組織型や予後因子の数によって決定してもよい。Bulky病変の定義は組織型によって異なるため、“X”表記はせず最長径を記録する。
    Ann Arbor分類のAおよびB分類(症状)は、Lugano分類(2014)からは削除されている。ホジキンリンパ腫のみで付加する。
  • 1)日本血液学会編: 造血器腫瘍診療ガイドライン 2023年版,金原出版, 2023.
  • 2)Cheson BD, et al.: J Clin Oncol. 32: 3059-3068, 2014.
監修:
新潟薬科大学 医療技術学部 血液学 教授 /
恒仁会 新潟南病院 青木定夫 先生