CLL/SLLについて

CLL/SLLの頻度や原因

CLL/SLLの患者さんのおよそ半数は、発症時に症状がなく、一般的にはゆっくりと進んでいきます。
治療をせずに10年以上過ごす患者さんもいます。

CLL/SLLの頻度

  • CLLは米国の白血病全体の約30%を占めています1)2)
  • 日本では、欧米の10分の1程度と、数の少ない病気です3)

発症年齢・性別

  • CLL/SLLは高齢者に多い病気で、米国のがん統計による診断時の年齢中央値※は70歳です1)
  • 女性よりも男性でやや多く、男性が女性の約2倍です1)
  • 遺伝的感受性があり、CLL患者の家族の発症リスクは6~9倍だと言われています4)
    ※患者さんを年齢順にみたときに、中央に位置する年齢のこと

CLL/SLLの原因

  • 原因は明らかになっていません。
  • 1)SEER Cancer Stat Facts: Chronic Lymphocytic Leukemia. National Cancer Institute. Bethesda, MD, https://seer.cancer.gov/statfacts/html/clyl.html(閲覧:2023-11-02)
  • 2)SEER Cancer Stat Facts: Leukemia. National Cancer Institute. Bethesda, MD, https://seer.cancer.gov/statfacts/html/leuks.html(閲覧:2023-11-02)
  • 3)青木定夫: 臨と研. 90: 57-62, 2013.
  • 4)Eichhorst B, et al.: Ann of Oncol. 32: 23-33, 2021.
監修:
新潟薬科大学 医療技術学部 血液学 教授 /
恒仁会 新潟南病院 青木定夫 先生