検査・診断

WM/LPLの進行と今後の見通し(予後)

(1)病気の進行のしかた

  • ゆっくりと進行する病気のため、一般的には5年以上生存できる、と報告されています1)
  • 米国のデータベースでは患者さん全体の生存期間の中央値は8.2年であり、年齢ごとにみると若い人ほど生存期間が長くなる傾向が示されています2)

年齢ごとの生存期間(海外データ)2)

年齢ごとの生存期間(海外データ)年齢ごとの生存期間(海外データ)

(2)今後の病状に影響する要因

WM/LPLは、病気の進行のしかた(予後)が、患者さんによってさまざまに異なる病気です。
予後が悪くなる要因がいくつか知られており、当てはまる数が多いほど予後が悪くなることが考えられます3)

  • 年齢(65歳より高齢か)
  • 貧血の程度(ヘモグロビン値11.5g/dL以下)
  • 血小板数 10万/μL以下
  • β2マイクログロブリン 3μg/mL以上
  • 血清IgM 7,000mg/dL以上
  • 1)日本血液学会 編:造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版, 金原出版, 2018.
  • 2)Castillo JJ, et al.: Br J Haematol. 169: 81-89, 2015.
  • 3)Morel P. et al.: Blood. 113: 4163-70, 2009.
監修:
災害医療センター 血液内科 医長 関口直宏 先生