マントル細胞リンパ腫(MCL)とは
マントル細胞リンパ腫(MCL)とは、リンパ節のマントル帯に由来する異常なBリンパ球が増える血液のがん(B細胞リンパ腫の1つ)です。


Bリンパ球
白血球の一種で、細菌やウイルスから体を守る免疫機能を担っています。


B細胞リンパ腫のタイプについて
B細胞リンパ腫は、病気の進むはやさによって大きく3つに分類され、それぞれ対応が異なります。
MCLは、無治療の場合に年単位で進行するリンパ腫に分類されます。
年単位でゆっくり進行
- マントル細胞リンパ腫(MCL)
- 慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫(CLL/SLL)
- 濾胞性リンパ腫(FL) など
月単位で進行
- びまん性大細胞型B細胞リンパ腫 (DLBCL) など
週単位で進行
- バーキットリンパ腫(BL)/白血病
- 日本血液学会 編: 造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版: 166-178, 金原出版, 2018.