治療

治療の種類

CLL/SLLの治療は、患者さんの年齢や身体の状態、遺伝子の異常などを総合判断して決めます。
最近では分子標的薬と呼ばれる抗体医薬品や低分子化合物と
いった薬剤が開発されており、
治療の選択肢が広がってきています。

治療の種類治療の種類

注意深い経過観察

症状があらわれるまで、治療を行わず、患者さんの状態を注意深く監視していくことです。
感染症などによって問題が生じた場合には、その問題に対する治療を行います。

化学療法

薬を使ってがん細胞の増殖を阻止する治療法で、アルキル化剤やプリンアナログと呼ばれる薬剤があります。
ただし、正常な細胞も攻撃してしまうため、副作用が強くあらわれてしまうことがあります。

分子標的薬

がん細胞内外にあるたんぱく質や遺伝子をターゲットとして、効率よく攻撃します。がん細胞が増殖や転移をおこなう際に必要とされる特定の分子だけを狙い撃ちにするので、正常な細胞へのダメージが少なく、従来のがん治療薬に比べ、患者さんへの負担も少ないとされています。
このように最近では抗体医薬や低分子代合物と呼ばれる新たなお薬が用いられるようになり、治療の幅が増えています。

同種造血幹細胞移植

ドナー(造血幹細胞の提供者)の造血幹細胞を患者さんの体に移植し、患者さんの体の中に残っている腫瘍細胞を攻撃してくれる効果(移植片対腫瘍効果)に期待する治療法です。

監修:
新潟薬科大学 薬学部薬学科 教授 /
恒仁会新潟南病院 血液内科 特任部長 青木定夫 先生